【書籍表題】
マウスガード
【著者】
外川 正、かおる やまもと
【出版社名】
〒164 東京都中野区弥生町一丁目30番17号
有限会社 ブックハウスHD(TEL 03-3372-6251)
【目次】
はじめに
第1部 マウスガードとは
1 マウスガードとは
2 マウスガードの歴史
3 マウスガードの機能
4 マウスガードの構造
5 マウスガードの具備すべき条件
6 マウスガードの分類
7 マウスガードの材料
8 マウスガードの製作方法
第2部 マウスガードを使う
9 スポーツ種目別マウスガードについて
10 トラブルとその解消方法
11 マウスガードの管理と保管
12 マウスガードの取り替え時期
13 上顎につけるか、下顎につけるか
14 歯科疾患治療中あるいは義歯装着者のマウスガード
15 マウスガード・カウンセラーとしての歯科医師の役割
まとめ
あとがき
【解説】
本書はマウスガードに関するあらゆる情報を網羅した競技者とスポーツデンティスト用の解説書である。定価1,050円
マウスガードは外側から歯とその周囲組織に加わる衝撃(太い矢印)と上下の歯が強く衝突する衝撃(細い矢印)をやわらげることができる。
【書籍表題】
スライド講演 マウスガード
【著者】
外川 正、かおる やまもと
【出版社名】
みさわPテクニカ、〒020 盛岡市岩脇町12の1の4
TEL 030-758-0265、FAX 019-662-3160
【解説】
本スライド講演セットは、講演用スライドと解説音声が録音された録音テープからなる。スポーツ安全対策の一環としてマウスガードについて講演する学校歯科医・スポーツデンティストのために作られたものである。内容は、アメリカ、オーストラリアを中心に世界中の論文から最新の情報をもとに、監督・コーチ・プレイヤーに必要な事項をわかりやすく簡潔にまとめられている。
マウスガードには頭部に受けた衝撃を分散して脳震盪を防止する働きがあると言われている。また、首の怪我を防止する働きがあると言う研究者もいる。
【論文題名】
マウスガード製作のための技工操作
【掲載誌名】
池田守男:マウスガード製作のための技工操作,歯科技工,21(6):581〜588,1993.
【抄録】
最近、個人専用マウスガードの製作を歯科医院に依頼するコンタクト・スポーツ競技者が増えてきている。にもかかわらず、個人専用マウスガードを製作している歯科医院は多くはない。マウスガード製作は歯科医師によるチェアーサイドでのプロセスより技工士による技工段階のプロセスに依存する部分が多い。そのため、技工士がマウスガード製作のノウハウを修得すれば、その歯科医院はマウスガードを供給できると言っても過言ではない。技工士がマウスガードの製作技術を身につけることは歯科医院にとっても大きなメリットである。
本稿では、マウスガードの各ステップの技工操作を写真で分かりやすく説明する。
咬合器上で側方位と前方位への運動を行い、マウスガードの咬合面を調整する。
【論文題名】
ラグビー競技におけるマウスガード使用について
【掲載誌名】
外川 正,かおる やまもと:ラグビー競技におけるマウスガード使用について,Sportsmedicine Quarterly, Winter, 2 : 25~32, 1990.
【抄録】
日本のラグビーにおけるマウスガードの普及は、ボクシングやアメリカンフットボールに比較すると、かなり低いレベルにあると言わざるを得ない。ラグビー競技は、球技、格闘技、競争技を統合した激しいスポーツであり、これらの競技に比較してコンタクトの強度において何ら劣るものではない。また、ラグビー競技中におけるスポーツ傷害数もけっして少ないものではない。したがって、傷害防止の観点からラグビー競技におけるマウスガードの使用は必要不可欠であり、しかも緊急に取り組まなければならない課題である。本稿ではマウスガードについて考察を加え、ラグビー競技に適したマウスガードにはどのようなものがあるか、さらにそれぞれのマウスガードの特徴について述べる。
【論文題名】
マウスガード普及講演に対するリアクション
ー高等学校ラグビー部を対象にしてー
【掲載誌名】
外川 正:マウスガード普及講演に対するリアクションー高等学校ラグビー部を対象にしてー,日本歯科評論,599:191〜195,1992.
【抄録】
著者は、岩手県の一高等学校のラグビー部員たちにマウスガードの使用方法について講演する機会を得た。さらに、その講演を実施したシーズン終了後、部員がマウスガードに対してどのような意見・感覚を持ったか、また、受講部員のマウスガードの装着状況はどうか等を把握するためのアンケート調査を実施した。その結果、マウスガードに関する情報が高校ラグビー部員に十分行き届いていないことが明らかにされた。そのため、このような指導は、チームに対して一度実施すれば事足りるものではなく、新入生が入部する度に実施する必要がある。そのうえ、マウスガードの使用を定着させるためには、監督・コーチによる日常的なマウスガード使用指導も大切である。
そのためには、歯科医師による、監督・コーチに対するアドバイスが必要になってくると思われる。また、マウスガード使用義務のルール改正も是非講じるべきである。
【論文題名】
マウスガードの使用のすすめ
【掲載誌名】
外川 正:マウスガードの使用のすすめ,福田 濶,黒田善雄,山崎 元,福林 徹,武藤芳照,野田晴彦編,学校におけるスポーツ医学,140〜141,文光堂,東京,1996.
【抄録】
目次
1.マウスガードとは、2.マウスガードを使用しているスポーツ、3.マウスガードの種類と整形方法、4.マウスガードの管理と保管方法、5.マウスガードのトラブルと解消方法、まとめ
中学・高等学校の先生方が必要とするマウスガードに関する知識を簡潔に要約して掲載したものである。
MAIL : sotokawashika@ozzio.jp