ー国際的咬合理論に基づく入門書ー
本書は、国際的に高く評価されているDawson理論ならびにアメリカの歯科大学教科書に採用されているOkesonのManagement of Temporomandibular Disorders and Occlusionに基づいて編集された、日本で最初の最新咬合理論解説書です。目を通していただけるとお分かりになると思いますが、本書では、専門用語がそのつど説明され、歯科医師はもちろんのこと、一般の方(患者さん)でも容易に理解できるようまとめられております。
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もくじ
はじめに
第1章 咬合理論
1.意義
1)補綴物装着の適正な咬合調整
2)不適切な咬合の発見と修正
3)咬合病の分析・診断・治療
4)オーラルリハビリテーション
5)正常咬合の証明(咬合病の否定)
6)まとめ
2.歴史
1)19世紀後半
2)20世紀前半
3)20世紀後半
4)現在
第2章 咀嚼器官
1.顎関節
1)顎関節の構造
2)顎関節の運動
3)歯、咀嚼筋、顎関節の関係
4)不正な咬合と閉口筋との顎関節障害の関係
5)開口と顎関節
6)まとめ
2.咬合平面
1)正常な咬合平面
2)異常な咬合平面
3.咬合高径
1)咬合高径の成因
2)咬合挙上を伴う治療が否定される理由
3)まとめ
第3章 咬合分析
1.問診
2.中心位の診察
1)意義
2)採得方法
3)中心位の咬合干渉
3.偏心位咬合干渉の確認
1)下顎側方位平衡側の咬合干渉
2)下顎側方位作業側の咬合干渉
3)下顎前方位の咬合干渉
4.半調節性咬合器にマウントした診断用模型
5.咬合分析診断書
第4章 疾患名と診断
1.顎関節症
2.咬合病
3.疾患名
4.診断
5.まとめ
第5章 顎関節症から分離すべき疾患
1.変形性顎関節症
2.外側翼突筋の障害
3.円板後部組織の障害
4.関節円板後方転位
5.心因性の顎関節症
6.その他
第6章 咬合治療
1.EBM
2.治療目標の設定
1)理想咬合
2)発症前の咬合
3)治療目標
3.咬合調整の原則と手順
1)咬合調整の原則
2)中心位における咬合干渉の除去
3)下顎側方位における咬合干渉の除去
4)下顎前方位における咬合干渉の除去
5)前歯咬合誘導の調和
4. オクルーザルスプリント療法
1)前歯のみのオクルーザルスプリント
2)全顎オクルーザルスプリント
3)下顎前方位誘導オクルーザルスプリント
4)臼歯のみのオクルーザルスプリント
5.歯周疾患に対する咬合治療
1)咬合性外傷と咬合病
2)咬頭嵌合位における咬合調整
3)中心位と偏心位の咬合調整
6.ブラキシズムに対する咬合治療
1)咬合分析
2)治療
7.下顎骨骨折に伴う咬合再構成
おわりに